お笑いジャーナリストたかまつななさんに聞く「社会問題への向き合い方と新聞の活用法」【前編】

18歳選挙権を機に、若者と政治の距離を縮めるために、株式会社笑下村塾を設立。フェリス女学院出身のお嬢様芸人として、テレビ・舞台で活動する傍ら「お笑いジャーナリスト」として、お笑いを通して社会問題を発信している たかまつなな さんに活動の想いや新聞の活用法などについてインタビューしました。

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お笑いを通して、社会問題を発信したい

ー現在のご活動内容を教えてください。


たかまつななさん:笑下村塾では、全国の小中高校・大学に出張授業に行き、選挙への参加を呼び掛けています。また、若い人にニュースに少しでも興味を持ってもらえるよう時事YouTuberとして、毎週土曜日に「今週1週間これだけは押さえていただきたいニュース」という30分のニュース番組を作っています。


―お笑い芸人になったきっかけを教えてください。


たかまつななさん:中学校2年生の時に『憲法九条を世界遺産に』という爆笑問題の太田光さんと中沢新一さん(学者)の対談本を読んだことがきっかけです。

憲法九条についての芸人さんならではの斬新な視点にびっくりしたのを覚えています。笑いを通して伝えるということに可能性を感じ「お笑いを通して、社会問題を発信したい」と思うようになりました。

―小学生の時にこども記者として執筆されていたそうですが、なぜ政治などに関心を持つようになったのでしょうか?


たかまつななさん:小学生の時にアルピニストの野口健さんの環境学校に参加したことがきっかけです。

そのとき富士山の麓に行ったら、青木ケ原樹海にごみがたくさん落ちていました。不法投棄という問題を知って、ごみの処理費用を浮かせるためにやっているんだとか、行政はどう対応しているのかなど色々調べていったら、政治が重要な役割を果たしていることに気づきました。

社会で起きている問題を解決しようとすると、「財源がない」といった政治の問題が出てくるんだということを知りました。


若者が政治の主役になれる

―笑下村塾を立ち上げた経緯などを教えていただけますか?


たかまつななさん:4年ほど前に18歳選挙権が導入されたタイミングで会社を作りました。

なぜそのタイミングだったかと言うと、初めて若者が政治の中で主役に立てたと思ったからです。

―若者が政治とか社会問題に関心を持つためには、どういったことが必要だと思いますか?また、親の立場からどういった働きかけがあるといいと思いますか?


たかまつななさん:教育の力は大きいです。政治について話す人は面倒くさい、話したら損だとか、そういう社会の空気を変えていかないといけないと思います。普段から家庭で政治の話をすることも大事だと思います。


興味のありそうな記事を親が切り抜いてくれた

―たかまつさんのご両親は政治の話をしてくれてたんですか?


たかまつななさん:一緒にニュース番組やドキュメンタリー番組をよく見ていました。議論するというわけではなかったですが、政治が話題にはなることありましたね。


―新聞がご家庭で政治や社会問題の話をするきっかけにもなると思いますが、どんな使い方ができると思いますか?


たかまつななさん:親が新聞記事を切り抜いてくれていました。

私が関心のありそうな記事や自由研究の内容に関する記事とかだった気がしますね。

新聞全部を読むのは難しいと思うので、この記事は読ませてあげようという感じでいいと思います。


知れば知るほど面白さがわかるのが新聞

―新聞の好きなところを教えてください。


たかまつななさん:世の中のことを知るために、新聞を読んでいます。

新聞によって伝え方や温度感が違うので、読み比べると面白いです。いろんな人の考え方を知ることができたり、自分の知識が増えていると感じたりできるところが好きです。

「なんでこういうことが起きてるんだろう」と疑問に思うことがよくあるんですが、新聞にはその答えが書いてあることが多いです。最初、読むのはつらいと思う方もいるかもしれないですが、新聞は読めば読むほど楽しくなります。


ニュースは基本的に新しく起きたことしか報じないので、その一連の問題を知らない人は最初「え、何? どういうことなの?」となりがちだと思います。

逆に知れば知るほど「こういうニュースが出てきたから、こういう局面になったのか」と流れが分かるようになるのが新聞の面白さかなと思います。

―よく読まれている新聞のコーナーやおすすめの読み方はありますか?


たかまつななさん:社説を読み比べるのはすごい面白いです。

あと、意外と人生相談が面白いです。今はテレビ番組の論評をみて、録画した番組を見返したりすることもありますね。

記者の方がどういう気持ちで書いているかを想像するようにしています。

また、複数の新聞を比べて読むことも大事にしています。それぞれの新聞がどういう風に伝えているかを意識して読むと、新たな発見があったりします。


お笑いジャーナリストたかまつななさんに聞く
「社会問題への向き合い方と新聞の活用法」【後編】
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