子どもが夢中になって取り組んだ新聞スクラップ

2019年4月16日北海道上士幌町で行われた子育て中の母親向けイベント「ママのHOT一息カフェ」。

イベントを主催した十勝毎日新聞・かちまい上士幌販売店や、イベントに関わったママに当日の様子や新聞を活用した教育法について聞きました。

「ママのHOT一息カフェ」は、子育ての情報を得たり、交流したりする場が少ないというママの声から始まりました。今では町内外から29店が出店、200人を超える親子連れが訪れ、地域の子育て世代が交流する場になったそうです。

イベント運営のサポートで参加した西垣さんにインタビューしました。


―イベントに参加してどうでしたか?


西垣さん:町外からも参加していただけて、まだ2回目ですけどやりがいを感じました。


―お子さんが新聞のスクラップノート作りに取り組まれたそうですね。


西垣さん:うちの子どもたちが新聞に興味を持ったきっかけは新聞のスクラップノートで、3年前からしています。

夏休みや冬休みに新聞販売所から新聞スクラップノートが配られて、自分が気になった記事を切り取って感想を書くのですが、それを提出すると500円の商品券がもらえるんです(笑)

子どものノートが上士幌の郵便局に展示されて、新聞社が取材にきてくれて、紙面に2年連続で載ったんです。


最初は商品券につられて始まったんですけど、子どもたちはスクラップがきっかけで新聞に目を通すようになりました。スクラップはイベントの時しかしていないんですが、新聞に触れる習慣は付いたので、私から「こんな記事あるよ」って子どもたちに声をかけるようになりました。

西垣さん:最近、学校で月に1回子ども新聞をもらってくるんです。

「読んだ?」って聞くと「読んだよ」「クイズをやったよ」と言ってくれるので、新聞を読むことが習慣になったのは実感しています。

長期の休みの前の忘れた頃、お店からスクラップノートをもらえるのがすごくいいですよね(笑)


―お子様の教育や将来に関してはどうお考えですか?


西垣さん:子どもたちはテレビで海外の人を見て、留学をしたいとか、海外で仕事がしたいという夢を持つようになっているんですよね。


学歴もある程度必要かもしれないですけど、昔みたいに大きい会社に入って定年まで雇用されるとか、そういう考えはないので、いろんな選択肢を持って、いろんな国に行って経験を積んでほしいと思っています。

そんな中で、社会情勢を知るのに、本や書き物で文字を読むことはとっても大事なことですし、毎日ニュースが届く新聞は、将来のことや社会情勢を考える時に必要だと思っています。


続いて、かちまい上士幌販売店の吉田恵さんにインタビューしました。


―小学生対象のスクラップノート講習会を実施されたとお聞きしました。


吉田さん:今、大人も含めて新聞離れが進んでいるということで、新聞スクラップ帳を使って新聞に触れていただくイベントをできないかと思い、子どもたちに呼びかけました。

最初は毎日スクラップするのが難しかったようで、子どもたちも戸惑っていました。続けていくうちにコメントを書けるようになったり、女の子だと可愛いらしく作ったり、親しんでもらえたのかなと思います。

毎日じゃなくてもいいので、新聞に触れる機会が少しでも増えていけばいいなと思います。


―ノートを渡す前に子どもたちに何かレクチャーなどはしたんですか?


吉田さん:スクラップノートの説明会を開きました。あとは自分の好きなようにやってごらんって冬休みにやってもらいました。


―お子さんは普段どのように新聞を読んでいて、親子でどんな風にコミュニケーションをとったりしていますか?


吉田さん:テレビ欄を見たり、記事がどういう風に書かれているかを二人で考えたりします。難しい記事はしょっちゅうは見ないですけど、テレビでよく分からなかったニュースについて、新聞の記事と照らし合わせて見ることがあります。

―お子さんの教育や将来について考えていることはありますか?


吉田さん:今の時代は、頭が良いから良い会社に入れるとか、そういう時代じゃなくなってきているのかなと思っています。

パソコンでチャットができたり、メールで済んじゃったりして人間関係が希薄になっていく中で、対面でのコミュニケーションが取れなくなっている子が多い気がします。

「勉強して良い大学には行きなさい」とは考えていなくて、うまくコミュニケーションを取れるようになってほしいと思っています。


―新聞に普段から触れることにで、いろんな意見を持った人とコミュニケーションを取れるようになるといいですよね。


吉田さん:新聞から社会の常識や知識を学んで、世間で生活できるようになってほしいです。

新聞にはいろんな意見が載っていて、全部読めば海外のことから身近な生活情報まで幅広く載っているので、そういう知識を得るのに必要かなと思いますね。

親の意見じゃ足りないところもあるし、偏っていることもあるかもしれない。何が正しいか答えのないこともあるので、いろんな人に関わって、いろんな経験をしてほしいです。その一部として新聞を活用できたらと思っています。


―新聞を販売する立場から、新聞に関して思っていることはありますか?


吉田さん:新聞を購読していない人が増えていて、みんなが気になっていることは新聞を見たら分かるのにな、それを教えてあげたいなと思ったりしますね。


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