エッセイ:ナコさんちの新聞のある風景

こんにちは。ナコと申します。

小学6年生と3年生と2歳の三姉妹の母です。


私はイラストレーターをしていて、

新聞にイラストを描いたり展示会や作品の取材をしていただいたりなど

たいへんお世話になっているにも関わらず、定期的に新聞を取ってはいませんでした。


ごくたまにコンビニで買う。

私と新聞は、これまでそのようなお付き合いでした。


しかしこの度、新聞を取ってみることに。

ちょうど知り合いのイラストレーター仲間が新聞に連載をしていたので

それも見られるとあって、地元の新聞にしました。


そうして朝、新聞のある生活がスタートすると、

思いのほかとても良い。


朝、とりあえず仕事の前にニュースをチェックしておきたいのでテレビをつけているのですが

なんだかんだと慌ただしく、見たかったトピックが見られずに終わってしまう…

ということがしばしばあります。


テレビで見逃がしたニュースはネットで検索してもいいのですが、

新聞をバッと開いて見渡すと思いのほか探しやすいということに気が付きました。

ついでに他のニュースも見出しと合わせてざっとナナメ読みしておくだけでも

様々な情報が入ってきて、効率よく情報が得られるように思います。

そして地元紙なので身近な場所で起きた出来事や

地元の行政のこと、産業のこと、そのほか自分たちの生活に関わる様々な情報が載っています。


週替わりの教育系の連載や、日曜日に挟まれるこども新聞などもとても良くて

私にはキャッチできない情報や本人が興味のある専門分野の新しいことなどを

子どもが目にする機会ができるのも魅力です。


テレビ以外にもネットやオンラインのチャンネル等でいつでも情報が得られる昨今、

かくいう私も新聞は必要ないかなと思ってきました。

しかし、いざ新聞を取ってみると

得たい情報を探すストレスや時間的ロスが少なく、

自分がアンテナを張ってなかった情報も得ることができ、

とくに地元の情報はネットからは得にくかったりするのでありがたく、

そして子どもと一緒に見たり見せたりもしやすい。

思った以上に利点が多かったです。


また、良かったのは朝刊だけでなく

夕刊はアートや文化に関する記事も多く、こちらも刺激になり

新聞のある生活は、思った以上に楽しいです。


読み終わった後の使い道も、子育てをしているとなんだかんだあることも新鮮な発見でした!